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次男が発達性ディスレクシアだと小2でわかってから、10年経って言えること

Updated: Apr 1, 2020


こんにちは、教育コンサルタントのMayumiです。これからTSUBAKIのブログコントリビューターとして、主に「子育て・教育」のテーマでブログを投稿させていただきます。よろしくお願いします!

以前は国際協力の主に教育分野で、アフリカ、アジア、ヨーロッパに駐在し、仕事や学位留学をしていました。


現在はスコットランド人の夫と次男、三男とでシンガポールに住んでいます。


今日は、17歳の次男の子育て経験で学んだことを、お伝えしますね。


発達性ディスレクシアとわかる


次男が発達性ディスレクシアと小学校2年で分かったのが、10年前の夏です。その頃彼は、千葉県柏市の普通の小学校に通っていました。

まず柏市の教育相談所で、WISCIIIと言われる知能検査をしてもらい、その後市川市にあるNPO法人 LD・Dyslexiaセンターで、更に音韻処理、読みの流暢性など、より専門的な検査をしてもらって、やっとわかりました。 NPO法人LD・Dyslexiaセンター


その後、同センターの宇野先生を始めとする専門の先生のご指導の元、学校と連携しながら、家庭でサポートしてきました。小学4年でシンガポールに動いてからも、時折センターとのセッションを続けながら、こちらの日本人小学校を卒業。


中学校からインターナショナル・スクールに移り、現在、バイリンガルIB(国際バカロレア)の1年目で学んでいます。そして、日本語も英語も母国語レベルのバイリンガルIB、特に今では得意科目となった英語では、Higher Levelを取っています。



次男はラッキーだったんだ!


この10年間にいろいろな子どもたちや保護者たち、教育及び医療関係者に出会い、また文献やサイトなどで学んだ結果、次男の例はとても幸運だったと気づきました。

多くの発達性ディスレクシアで困っている子どもたち、現在もう大人になった人たちは、自分たちがそうだったことを知る術がなかったのです。そして何らかのきっかけでその特性がわかった時、ほっとすると同時に、

「なぜもっと早く、わからなかったのか!!」

と本人も周囲も嘆く事例が、とても多いことに愕然としました。


もっとせめて小学校2、3年生位のうちに分かっていて、その学びの特性を生かして適切な対処法を教えられていたら…!

きっと子ども時代や現在に至るまでの、悲しく苦しい思いや学習面での遅れ、様々な発達性ディスレクシアとしての困難と、それに付随する自尊心の低下といったマイナス面を、軽減できたはずなのに!

近年少しずつ関連情報が出回ってきているものの、日本ではまだ発達性ディスレクシアの認知度が低く、家庭や学校現場でも、なかなか適切な対応できていないのが現状です。


この本は、作者の長男フユ君がなかなか字を覚えるのも書くのも遅くて、小学3年生からは通級に通います。それでも、適切な対処法を教えられることなく、一向にカタカナ全部、書けるようにならないのです。


やっと発達性ディスレクシアとわかったのは、フユ君が6年生のとき、お母さんが宇野彰先生の講演を聞いて検査をしてからです。 ここに描かれている、フユ君親子の小学生から現在に至る困難を考えるとき、同じ思いをする人を少なくしたい!!と心から思うのです。





私の立ち位置


私は特別支援教育や心理士、言語聴覚士などの専門家ではありません。


私の立場はそのような分野の専門家に会う以前の、現在読み書きに困っているお子さんの保護者へ、様々な側面から地球規模で教育に関わってきた、教育コンサルタント且つ当事者の親として、アドバイスすることです。

検査の重要性、家庭でのサポートの仕方、役立つアプローチや教材、学校の担任や担当教員への連携方法などを、次男に伴走してきたこの10年間の、実践経験に基づいた情報をお伝えしていきます。


連絡先は、Mayumi

教育コンサルタント(教育学博士)

mayumi.happiness4all@gmail.com まで、お待ちしております。



またNoteにてブログも書いておりますので、どうぞそちらもご覧下さい。 次男自身が、発達性ディスレクシアへの想いを語っています。



またセミナーや教育関連情報はLineでも随時発信しています!


全ての子どもたちがその特性を生かして、生き生きと輝いて生きていけますよに! 



     

 


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