さかのぼること2005年、
カナダで挙式を済ませた若い夫婦はハネムーンも行かぬまま、
5日後に中国大陸で新婚生活をスタートさせました。
…という昔話を始めると、今だに日本人問わず
「上海ですか?」って聞かれるんですが、
「いえ、深センです」と答えると、
どこなのかよく分からないという反応か、
「あぁ大変でしたね…」と哀れみ、同情のような反応の
どちらかが返ってきます(笑)
それもそのはず。
今では中国のシリコンバレーとも言われるほど、
Apple製品の組み立て工場としても、
ITやテクノロジーの発展都市としても有名で
ウェットマーケットでもスマホでピッでお買い物できるくらい
キャッスレス社会が発達している近未来都市ですが、
15年前は沼地を開拓して無理やり高層ビルを建て
穴を掘って地下鉄を埋めたようなザ・チャイナな街。
香港に一番近い中国大陸、広東省深セン市です。
外資系企業の投資先として大注目され始めた時代で、
企業で働く欧米人も多く、幸いにも移住当初から
私たち夫婦は様々な国籍の友達に恵まれました。
ただ日本人女性に出会ったのは後にも先にもたった5名ほど。
駐在の男性既婚者はたくさんいましたが、
家族は日本か香港で生活させ、
単身で赴任されている方がほとんどで、
日本人女性が本当に少ない街だったのです。
当時はFacebookはもちろん、スマホも、
日本語文字が打てる携帯もないうえ、
ネット環境もわるくスカイプで海外へ繋げることさえも一苦労でした。
(*ちなみに現在も中国はFacebook, Instagram, Youtube, WhatsApp, LINEなどの海外SNSは利用禁止)
たまには日本語で話したい。
くっだらない話題やお笑い番組みて爆笑したい。
つい関西弁でツッコミ入れたくなるようなコミカルな中国生活を誰かに聞いて欲しい!(関西出身です)
そんな欲望を持ちながら、
日本とはほぼ無縁の生活を7年過ごしました。
そこから、どうシンガポールに来て、なぜTSUBAKI?
続きはまたすぐに。
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