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Writer's pictureTSUBAKI

さてこれから約1ヶ月どう過ごすか

いよいよシンガポールにも厳しいコロナ感染対策の措置が施行されました。

島内完全ロックダウンには至らずとも、確実に規制は厳しくなっており、健康な住民でも自宅待機(外出自粛)を余儀なくされています。

明日3月27日から4月30日までは、

バー、映画館、劇場などの娯楽施設の閉鎖、塾や習い事教室の中止、クラスターとみなされる10人以上のアクティビティは全て禁止となります。

これにはお誕生日パーティーやBBQパーティーといったものも含まれ、「生活の楽しみ」が徐々に奪われている状況です。


また一部ではプールやプレイグランドも閉鎖され、外で遊びたい盛りのお子様を持つママ達には本当に悩ましい日々が続きそうです。


どんな厳しい規制であれ、国民や病院で寝ずに働く医師やナースの安全の為、

シンガポール政府が議論に議論を重ねて、決断した対策だと考えると、この期間をポジティブに受け入れるしかありません。


 


さてこれから約1ヶ月どのように過ごすか


青空に向かってヤシの木がそびえ立つこの常夏シンガポールで、病気やヘイズ期間以外で外に出られない日常が来るなど想像してなかったという方も多いと思います。

(事実上まだ外出は許可されていますが…)


普段から家で読書や独り時間を楽しんだり、クラフト、お料理、語学学習など多趣味の方には自宅待機を余儀なくされても、家庭の人口密度が増えるくらいで、

淡々と日々をこなせるのかもしれません。


普段から友達と会ったり、外でスポーツをしたり、プレイデートでママ友と話したり、

外部環境からエネルギーやモチベーションを獲る性格の方にはかなりチャレンジな1ヶ月になるかもしれません。


あくまで想像ですよ!

どちらのタイプの方でも、1ヶ月後どうなっているかは分かりません。

だって、2001年のNYテロ以来、世界が経験したことのないクライシスなわけですから。



 

具体的にどうやって "Sanity" (正気)を保ちながら、この期間を乗り越えればいいのか。


以下はメンタル面において、ポジティブに乗り越えるいくつかの提案です。

もちろん家庭環境によって可能・不可能がありますが、あくまでご自身にあった「いいとこどり」の参考してくださいね。



ファミリー・パートナーで話し合う

同じ屋根の下で過ごす時間が増えることはとてもいい機会だと思います。

テーブルを囲んで家族団欒の食事やゲームを楽しむ機会でもありますが、

この異例な状況により家庭のルール変更について話し合うファミリーミーティングの機会でもあります。

例えば、お子さんの勉強時間がいつで遊び時間がいつなのか。

在宅ワークを余儀なくされている方は、なるべくお子さんの勉強時間に合わせて、

同じテーブルで仕事をしたり、主婦の方は読書や学習するのもオススメかもしれません。

オトナもコドモもみんなそれぞれ「勉強の時間」があることを理解してもらうために。



オンラインや独学で学べるものを見つける

様々なビジネスがこの状況によりオンラインへシフトしています。

お教室で開講されていたレッスン等も急遽オンラインで対応したり、様々なジャンルのセミナーやワークショップがウェビナーというかたちでサービス提供を始めています。今まで習いたかったけど機会がなかった資格コースなどにチャレンジするのもいい機会です。語学学習もDuolingoBusuuといった無料アプリで独学が可能です。

コロナが終息した時、やってて良かった〜と思える何かを見つけて時間投資しましょう。



情報ソースをしぼる


家にいる時間が長くなればなるほど、オンラインの時間も増えるでしょう。

しかし、すでにニュースやSNS・チャットグループどこを開いても、コロナウィルス関連の話題一色でウンザリしている人も多いはず。世界やローカルの感染状況を正確に把握するのは重要ですが、情報がありすぎるのも不安要素になりネガティブになるだけです。

食料買い占めもオンライン上での噂が引金になったパニック行為でもあります。

タイムリーな感染状況は例えば、政府のMOHのみを情報源にして、噂話などには惑わされないようにするなど、メンタル対策が必要です。



よそはよそ。うちはうち。


上記にもあるように情報がありすぎて不安やネガティブ思考になる方もいます。

娯楽が規制されるストレスから、他人の行動が気になり始めて、SNSで楽しく過ごしている写真やストーリーズを見て、「不謹慎」と思ったりする方も出てくるでしょう。度が過ぎて、ルール違反をしている集団を政府に通報する人もいるかもしれません。(シンガポールよくあるみたいです)

他人の近況や行動にジェラシーを感じ始めたら、イエローサイン!

すぐスマホを閉じて、自分のセルフケアにフォーカスしましょう。



笑う、踊る、唄う

「どんな困難も笑っていればなんとかなる」とよく言われますが、まさにその通り!

ハッピーな時は自然と鼻唄も出てくるし、無性に踊りたくなる時もあるはず(Happy dance!!!) パートナーやファミリーを巻き込んで、思いっきり笑ったり、踊ったり、唄ったりできる環境を日常で作りましょう。



悩みを聞いてもらう

世界中が動揺している時期であることは理解していても、メンタル面でセンシティブな方や

悩みを聞いてもらう人が周りにいない方はどうしてもネガティブな方向へ漂流してしまいがち。でもテクノロジー発展のお陰で、今はいつでもどこでも電話やメッセージができるようになりました。これを利用して、世界に住む友達と「バーチャル飲み会」をしたり、数年疎遠になっていた友達とリコネクトするのはどうでしょう。

人とコミュニケーションをとる事で得られるエネルギーは偉大です。

そして会って話したくなったら、飛行機で会いには行けませんが、近くのお友達を誘って会いましょう!(だって10人まではまだ集まれるんですから!)



本当にいきづまったら。。。

日本語で、匿名で、無料で、気軽に悩みをきいてくれるヘルプデスク、


海外在住経験有り、または現在海外在住中の相談員が待機するホットラインです。

このようなクライシス状況下で、言語問題や家庭問題など様々な悩みが重なり、落ち込んだり、鬱になりそうな方は是非ご利用ください。メールやZOOMで受け付けており、個人情報は必要ないとのことです。

この団体を知ったのは、2019年11月シンガポールで起こった悲しいニュースがきっかけです。41歳の日本人女性が5歳の息子と無理心中をはかったという衝撃的ニュースでした。

ご主人にも友達にも言えなかった悩みを誰かに聞いてもらっていれば、救われたのではないかと今でも無念に感じることがあります。

自分を知らない誰かに話を聞いて欲しい。もしくは相談員として力になりたい。

と思った方は是非リーチアウトしてくださいね。



 

以上、メンタル面において、ポジティブに乗り越えるいくつかの提案です。

まだ状況がよめませんが、必ずウィルスへの対策が明らかになる日がきます。 

世界経済も一度、不景気に向かいますが、必ず回復する日がきます。


その日を願って、自分たちにできること、協力できることを考えながら1日づつ過ごしていきましょう。


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