こんにちは。
早いものでもうすぐ10月になろうとしています。
東京23区ほどの小さなこのシンガポールから旅行で出国できなくなって、半年以上が経とうとしていますね。
そろそろ限界が来て、島内でのステイケーションを体験された方や計画されている方も多いのではないでしょうか。
さて、10月を迎える前にシンガポール政府からメディアを通して幾度となく注意喚起が促されています。それは National Dayに伴い、自宅玄関や公共スペースで掲げていたシンガポール国旗を9月30日までに取り外さないと罰金が課せられるという注告です。
これは、「公共の場」から見えるところ (Visible)なもの、つまり自宅でも公道から見えるもの全てが処罰の対象になります。
(自宅内の壁に掲げるのは公共から見えないのでご自由に、ということでしょうね)
毎年、National Dayのお祝いに向けて、シンガポール国旗を自宅の窓や玄関などから、掲げることを7月1日〜9月30日の一定期間に限り許可されています。
今年2020年はコロナ問題で動揺する国民が一致団結する意図も込めて、特別に4月25日から許可を開始したそうです。
この法律については、今後緩和するという議論もされているようですが、
そもそも掲げている期間が長くなると、雨などによるダメージや掲げていること自体も忘れらたりして、国旗の見栄えが損なうことや不適切な扱いを避けるためだとも言われています。
違反者はどうなる?
シンガポール長期在住者はすでにご存知の方も多いと思いますが、
現時点では1965年にNational Emblems (Control of Display) Actとして法律で定められて以降、現在処罰は単独行為だと6ヵ月の禁固刑またはS$500以下の罰金、組織だとS$1000以下の罰金が課せられることをご存知でしたか?
シンガポール家庭に嫁がれたTSUBAKIメンバー以外の外国人家庭(日本人含む)ではシンガポールへの愛国心をアピールすべく国旗を掲げる家庭は少ないとは思いますが、
これは他国の国旗や紋章にも同じ処罰が課せられるので要注意です!
知らなかったでは済まされない!
第二次世界大戦中、日本軍の支配下にあった歴史もあるシンガポールの路上で「日の丸」を掲げる在住日本人はあまりいないと思いますが、例えば、ワールドカップやオリンピックなどの観戦で、日本代表ユニフォームを着て応援する人や、国旗をマントのように体を覆って応援している人をよく見かけますが、それはどうなんでしょう?
チケットを購入して入場するスタジアム内での観戦は「公共の場」ではないということで、観戦中は認められるようです。
ただし、スタジアムから一歩出れば、そこは「公共の場」ですから、通報される可能性は十分にあります。
観戦後、余韻を楽しむためにスポーツバーへ流れていくケースも多いですが、
その移動中は要注意です。
(旦那さんにリマインダーを!!)
また、インター校に通うお子さんは
「インターナショナルデー」などの学校行事で出身国のコスチューム・民族衣装などを身に纏う機会もあると思いますが、国旗の入った衣装やTシャツにも十分ご注意を!
あまり神経質になる必要はないと思いますが、知らなかったでは済まされない法律がたくさんあるシンガポールで、国民が目撃者として通報するというケースはかなり多いようです。
(だから治安が保てている要因の一つだとも思いますが。。。)
ただ最近はこのコロナ渦中、マスク着用の有無でも警察に通報するという神経質な方も増えてきているのは確かなので、法律をきちんと知って行動するのが無難かもしれませんね。
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