いよいよ4月7日より、シンガポールでのコロナ対策規制が更に厳しくなります。
この発表により沢山の方が動揺されたことでしょう。
完全外出禁止(ロックダウン)ではなく、エクササイズやスーパーへの買出し目的での外出は許可されるというソフトなロックダウン。
これってどういうことなのでしょうか?
シンガポールローカル紙 The Straits Timesにて分かりやすい記事がありましたので、日本語で一部抜粋してご紹介させて頂きます。
「あれはやっていいの?」と普段の何気ないルーチンに対し、たくさんの疑問がある方にクリアなガイドラインとして少しでも役に立てばと思います。
ただしここに記載されていない例外や特殊なアクティビティについては、必ず政府のウェブサイトを確認することをお勧めします。
サービス業界についても、例外で継続する会社や店舗もありますので、気になるお店やサービスについては各店のウェブサイト・SNSにて最新情報必ず確認してください。
情報源:
Covid-19 circuit breaker measures: What you can and cannot do for the next one month
子供の学校はどうなるの?
すべての教育機関は4月8日(水)より少なくとも5月4日までEラーニングへ切替わります。殆どの学校が自宅からアクセスできるように体制準備を進めています。
校内での中間試験は中止。National Exam (the mid-year O- and A-level mother tongue exams, the PSLE and final-year exams)は予定通り実施予定。
子供の幼稚園・保育所は?
閉鎖されます。
ただし、政府が認める例外サービス・企業(Essential services) へ勤務されている親・保護者で子供のシッターさんを見つけることのできない家庭は支援が得られます。
医療従事者、低賃金・日雇労働者の子供が優先となります。
また特殊養育が必要な子供の特殊学校やケアセンターは継続運営されます。
塾や習い事は?
Face-to-faceで行うレッスン(ミュージック、ダンス、スポーツトレーニングなど)は一時休止となります。
学校閉鎖中、子供をどこかへ連れていくのは?
お勧めしません。
そもそも人気スポットUniversal Studios Singapore, S.E.A. Aquarium, Adventure Cove Waterpark, Singapore Zoo, Jurong Bird Park, Night Safari and the Science Centre Singaporeやミュージアムも残念ながら閉鎖します。
(追記 by TSUBAKI:安全距離を保てば、公園で遊ぶことは可能です。
下記「エクササイズはできる?」に詳細を記載しています)
外食はしていいの?
残念ながら外食は不可です。
レストラン、ホーカー、カフェ、フードコートなど全ての飲食店は継続営業が許可されますが、テイクアウトやデリバリーのみ。
テイクアウトを待っている間、その場で何か飲んだり食べたりすることも許されません。
家で食べるなら大丈夫?
Foodpanda, Deliveroo, Grab Foodなどのフードデリバリーサービスが充実しているので、そこから自宅へオーダーすることは可能です。
ホーカーベンダーなどの小さな店舗は現在デリバリーサービスはありませんが、シンガポールの通商産業省エンタープライズシンガポールでは、経営者が申請すれば低コストで上記サービスが利用できる支援をされています。
(余談 by TSUBAKI:沢山の飲食店経営者が経営困難な中、デリバリーやテイクアウト対応で皆さんにお届けできるよう準備を進めています。コロナ終息後もお気入りの飲食店へ通えるよう経営継続を応援していきたいですね。そんな店舗情報も別ブログでも後日ご紹介したいと思います。)
食料品の買出しは?
ご心配なく。
卸売・ウェットマーケット、スーパーマーケット、ミニマートは継続して営業されます。
食品サプライチェーン(空輸食品、食品製造、食肉処理場など)は引き続き稼働しますので、食料品を貯蔵する必要はありません。
でも日常食料品を買出しに行く必要がある際は、他人との安全距離を保つこと。
食料はオンライン購入をお勧めします。タクシーやGrabドライバーも食料品配達に協力されるとのことですが、運営詳細は未定。
(余談 by TSUBAKI:Redmart, Cold Storage Onlineなどの大手配達サービスは現在ハイデマンドにつき、配達スロットの確保が困難です。他のデリバリーサービスも利用できますので、こちらも別ブログで後日ご紹介したいと思います)
仕事はどうなるの?
引続き在宅ワーク(WFH)で対応できる企業は継続して在宅勤務となります。
それが不可能な企業については一時休止となります。
ただし政府が認める重要サービスを提供する企業については例外となります。
そのような企業は厳しい監視のもと、Face-to-face会議の削減、勤務時間の大幅な短縮、同僚との距離を保ちながらの勤務となります。
(追記 by TSUBAKI:例外とされる企業・サービスとは何かについて)
病院やクリニックへ行くのは?
公立、私立全ての病院(一般開業医クリニック、政府系外来用クリニック、私立専門医クリニック含む)は継続的に受診可能です。
ただし、政府が「必須サービス」と見なさないサービスについては一時休止となります。
例えば、年に一度の健康診断、ボトックスなどの美容治療、外来リハビリ治療、白内障手術、鍼治療、漢方治療など。
高齢者のカウンセリングや親交サービスなどもリモートで提供する必要があります。
献血サービスについては常時受け付けています。
入院患者のお見舞いはできる?
面会者の人数は限られていますが、許可されています。入院先の病院へ詳細確認してください。例えば、Tan Tock Seng Hospitalは規制期間中、入院患者1名につき4名までの面会者を受入れると定めています。なお面会者は各自マスク持参で着用すること。
運転は?交通機関は?
自家用車を運転される方には朗報です。すべての道路通行料金(ERP)支払いが5月4日まで停止します。ガソリンスタンドも通常営業。
タクシーやGrab、バス・MRTなどの公共交通機関も通常通りサービスが継続されます。
(余談 by TSUBAKI:とはいえ、「人が動けばウイルスも動く」ということなので、なるべく不要不急の外出は自粛するスタンスでいたいですね)
友達や家族・親戚に会える?
同居人以外の人と接触すること、自宅から別の場所へ移動することは最小限にする。
友達や親戚とはビデオチャットや電話での交流に切り替えましょう。
(TSUBAKI解釈:おそらくこの答えはNOです。エクササイズや買出しで外出は許されていても、外でのプレイデートや友人宅訪問も控える必要があるでしょう)
エクササイズはできる?
ほとんどのスポーツセンターやリクリエーショナル施設は閉鎖されます。
これには公共プール、屋内スポーツ施設、ゴルフ場、ジムやフィットネスクラブ、ヨガスタジオも含まれます。 ホテルの施設も同様です。
でもまだできることは残っています!
近所での散歩・ジョギングは可能。
Public parksやSportSG運営の屋外スタジアムももちろん安全距離を保てば利用することはできます。
Public Parkへエクササイズに行かれたい方は、各公園の混雑状況が確認できるサイト
https://safedistparks.nparks.gov.sg/ でチェックしてから向かってください。
またオンラインでのフィットネスクラスも充実しているので自宅でできるエクササイズもお勧め。
ペットをクリニックへ連れて行きたい場合は?
緊急や入院が必要な獣医サービスは継続されます。ペットフードも沢山在庫があるので、買い溜めする必要はありません。
ペットのグルーミングサービスは一時停止ですが、公園や近所での散歩は継続できます。
ヘアサロンやフェイシャルは?
ヘアサロン、理髪店はヘアカットのみサービスとして提供可能とされています。
時間を要するカラーやパーマなどのサービスは休止。
フェイシャル、ネイルなどを提供する美容サロンも一時休止。
本を購入したり、借りることは?
ブックストアは閉鎖されます。
National Libraryでの本の貸出・返却も4月7日〜5月4日の期間中不可能になります。
現在借りている本の返却については、再開された日から3週間以内の返却へと期限延長予定。期限切れの罰金も免除。デジタル書籍のレンタルは引続き可能。
修理をお願いしたい場合は?
電化製品・家電の修理サービスは継続されます。
建設やメンテナンス関連の機器や工具を販売する金物店(ハードウェアショップ)も継続。
眼鏡屋さんの販売・修理サービスも利用できます。
ステイケーションできる?
できません。
全てのホテルは規制期間中の新規ゲスト受入れが禁止されています。
また数軒のホテルやサービスアパートメントはシンガポール帰省者の隔離施設として利用されており、敷地内のプールなどの娯楽施設は閉鎖中。食事もデリバリーやテイクアウトのみの利用となっています。
手紙を送りたいんだけど?
すべての郵便局サービスは継続されます。
以上、ローカル紙 The Straits Timesからの記事を抜粋しました。
できること、できないことを考えながら行動することはストレスフルですよね。
しかもこれから1ヶ月以上も。。。
でもウィルスをこれ以上拡散させない為に最適な対策として政府が定めた規制です。
この1ヶ月、各自の行動によってシンガポール島内のウィルス感染状況が左右されるといっても過言ではないと思います。
人が動かなければ、ウィルスも動かない。ウィルスが動かなければ、やがて終息する。
それを信じて、1日1日一緒に頑張りましょう。
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